ご祭神は山の神である大山祗命一柱でありましたが、
平安時代末期に天津日高日子番能邇邇芸命、木花之佐久夜毘売の
ご夫婦二柱を合祀。現在三柱の神をお祀りしています。
※神さまは「柱」で数えます。
麻呂子皇子は、第31代用明天皇の皇子で、聖徳太子の異母弟にあたり、
當麻氏の先祖とされています。當麻寺を創建したこの地の豪族當麻氏の
氏神として、男女二柱をお祀りしています。小ぶりなお社ですが、
延喜式神名帳に式内小社と記載され、朝廷から奉納をうけていました。
當麻寺の厚い信仰の時期もありましたが、當麻氏の衰退とともに、
當麻寺自体も衰退の時代が続きますが、平安朝に入ってから、
中将姫信仰でお寺も復活の兆しを得て、
今日の當麻寺の姿に繋がっているといえます。
天孫である天津日高日子番能邇邇芸命が、葦原の中つ国(日本のこと)
へ降臨される際に、降臨先に水がなかったので高天原に上り、
天真名井(あめのまない)から水を持ってこられた五穀豊穣に欠かせない
水の神さまです。平田春日神社の祭神、
天児屋根命(あめのこやねのみこと)の御子です。
(當麻山口神社HPより引用させていただきました)